白金狼と、拾われた小犬の花嫁
ファンタジー獣人オメガバース 30,000字
α 狼 × Ω 犬 2019.3作
【登場人物】
ロンロ 犬族Ω 雑種
グラング 狼族α 白金狼の王
【あらすじ】
奴隷で雑種犬のロンロは、男娼館で下働きをしている。
貧相で不細工なため、売り物にならず、ついにガレー船のこぎ手に売られそうになる。
その頃、狼国の白金王、グラングは自分の妃となる『運命の番』を探していた。
白金王の発情はすさまじく、周囲のΩ狼やΩ犬は、欲情にあてられると悶え苦しみ、やがては死に至るほどだった。
そんな中で、犬族の街に、狼族の花嫁捜しの一軍がやってくる。
「見つけたぞ」
運命の番だと言われたのは、ロンロだった。
しかし、奴隷で雑種犬の妃に、狼族の人々が喜ぶはずはなかった。
「殺して、新たな番を見つけに行きましょう」
臣下らは、冷たく王に進言した――。
【ひとこと】
fujossyさんで開催された【獣人×オメガバース短編小説コンテスト】用に書いた話です。
獣人ものは人間型で耳と尻尾のついている姿が一番好きなので、こんな形にしました。
短い話なのでサクサク読めると思います。受けは安定のアホの子。王様は優しいスパダリ。ララレルのキャラも書いていて楽しかったです。
※fujossyさんにも同じ作品を載せていますが、HPのほうが少し加筆修正してあります。ストーリーは同じです。(fujossy版はコンテスト締切時の状態を保存)
※ムーンライトノベルズさん、アルファポリスさんでも同じ話を載せています。
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